単色塗り たんしょくぬり

単色塗は鉛丹といった朱色や、貝殻を精製することで得られる胡粉(白色)といった同一色を社寺仏閣の比較的広範囲に対して膠(にかわ)を用いて塗装する伝統技法です。

社寺の外部や鳥居などの朱色や白色は日本古来の色彩としてなじみ深いもののひとつとなっています。単色塗りは定期的に塗り直しが行われます。手作業で旧塗膜を剥離し、そこに塗装を施し直すという地道な作業ですが、文化的な塗装を保護・伝承していく上で欠かせない技術となっています。

修復・調査のご相談・ご依頼についてのお問い合わせ CONTACT